上の子に我慢させる兄弟喧嘩は危険

子供たちが兄弟喧嘩を始めると、あなたはどうしていますか?
下の子が泣いていると、かばいたくなくなりませんか?

兄弟喧嘩の原因、本当にわかっていますか?


この写真を見て、どうな状況だと思いましたか?

①お兄ちゃんが妹の浮き輪を取ろうとして妹が泣いている
②お兄ちゃんの浮き輪を妹が欲しがり泣いている
③1つしかない浮き輪を兄弟で取り合って妹が泣いている

いろいろな状況が考えられますが
わかることは、お兄ちゃんは笑っていて妹は泣いている。
ということです。

しかし、その状態だけを見て勝手に妄想して
①②③のようだと思い込んでしまうのです。

この場合、親なら誰の浮き輪かは分かりますが
何が原因で分からない状況の喧嘩でも
妹だけ泣いている状況を見て
勝手に決めつけて見てしまうことありませんか?

上の子の立場になると

それでは
このような状態を見たとき
あなたならなんと声を掛けますか?

一番多かった回答は

①の場合
「妹のなんだから返してあげなさい」

②の場合
「ちょっと貸してあげなさい」

③の場合
「泣いてるから先に貸してあげて」

それでは
お兄ちゃんの立場で考えてみましょう。

・自分の物でも妹が欲しがって泣けば
貸してあげなければいけない。

・妹の物で自分が欲しくても妹が泣いて嫌がれば
我慢しなければいけない。

・1つしかないものは自分が先に使いたくても
妹が泣けば先に貸してあげなければいけない。

お兄ちゃんの立場になってみると
切なくりますよね・・・

我慢させられるのは上の子あるある

妹(下の子)が泣いていると
ママは泣き止ませたり、守ろうとするため
お兄ちゃん(上の子)に我慢させることが多くなります。

お兄ちゃんからしたら
理不尽なことがとても多いのです。

どうして我慢するのは
いつも自分ばかりなんだ!

ママはいつも妹の味方で自分の味方にはなってくれない!

そう感じて、その結果

自分は大切にされていないと感じ
自己肯定感が低くなります。

不満でいっぱいで心が安定せずイライラします。

妹(弟)のことが大切に思えなくなり
兄弟仲良くなんてできなくなります。

それぞれの気持ちを聴いてあげる

兄弟喧嘩はそれぞれに言い分があります。

両方の言い分を聴いて気持ちを分かってあげれば
喧嘩は一件落着。
小さい子は気持ちを代弁してあげるのも効果的です。

お兄ちゃんだって、妹だって
浮き輪は使いたい!
自分の気持ちを分かってもらえたら
相手の気持ちも分かってあげることができるのです。

兄弟喧嘩で思いやりの心を育む

ついつい上の子に我慢させがちな兄弟喧嘩ですが

自己肯定感が高くなるのも
兄弟が仲良くできるのも
思いやりの心が育まれるのも

気持ちを認めてもらえるからこそです。

上の子に我慢させてるなと思う人は
ぜひ、両方の気持ちを聴いてあげてくださいね。

自分も上の子の立場だったママ

ママ自身もお姉ちゃんの立場で
いつも我慢させられたり
理不尽なことで怒られたりした人がいるかもしれません。

すると、自分が我慢してきたり
親に味方をしてもらえなかったという思いがるので
子供にイライラしたり
聴いてあげることが難しいこともあります。

そんな時は、できないのは仕方のないことなのです。
ママの心の傷を癒すことが大切です。

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全肯定認定プロカウンセラー 福田靖子

全肯定認定プロカウンセラー 福田靖子

ママサポート 子育て専門

1968年生まれ、愛知県在住
全肯定認定プロカウンセラーとして約1,000名のカウンセリング実績がある。
保育士としても多数の子供と保護者との関わっている。
既に成人した2人の子育てに悩み、全肯定心理カウンセリングと笑顔ママ講座との出逢いで悩みから一気に解放される。
自分の経験を生かし、子供の生きる力を育む【全肯定®子育てレッスン】を考案。
子育てに悩むお母さんのサポートをしている。

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